3.屋久杉(厄過ぎ)のお守り
人間は成長の過程で、ある年齢達すると身体的精神的に一つの変革の時期を迎える。この変革の内容は男女の体質の相違などで異なるのであるが、日本人はこの時期を厄年と称して、古来からいろいろな文献に記されている。民間ではこの年齢に「厄を除く」「厄を落とす」という諸行事がおこなわれる。
特に男子は数え年で25歳・42歳・61歳、女子は19歳・33歳・37歳を「大厄」と称して、生涯で最も警戒すべき年齢としている。
静岡天満宮の御祭神菅原道真公も42歳の厄年の時、突如中央のすべての官位をはずされ、元慶2年正月16日讃岐へ地方官として転任させられ、失意の4年間を送った。人間は、どんなに気をつけていても「運命の悪戯」がある。人間がしのびよる不幸を祓い落して、平安幸福な姿でいるには神に祈るいがいにはない。
静岡天満宮では神の御霊代として、ただそっと大厄を過ごすために入手困難な「屋久杉」(厄過ぎ)の木を求め、「厄除けのお守り」をお頒けする。図柄は静岡天満宮の御祭神菅原道真公が、雷神となって厄悪を退治してる姿である。(国宝北野天満宮縁起絵巻)

【 厄除け守り 】 |

【 北野天神縁起絵巻(北野天満宮蔵) 】
1987.6 北野天満宮・角川書店 掲載認証済 |